雨降り夜。
狂ったように本を読み、漫画を読み、隙間を埋める。
そして糸が切れたように眠る。それが理想。
誰の言葉か忘れてしまったけれど、「人生には物語が必要」とはよく言ったもの。
気が付けばいつも物語を求めている。
文学、音楽、芸術、映画、舞台、人生。
ふと、私は物語を「堪能」しているんじゃなくて、「消費」しているんじゃないか、と怖くなる。
好みのつもりで選択してるはずの海外文学を読みだして数年。
その間に現代日本(つまり、自分のいるこの時代、この場所、この人生)を舞台にした小説は片手あれば十分。
特に恋愛物は読めない。
等身大の恋だの愛だの、生生しくて最後までたどり着ける気がしない。
(物語は逃げ場にもなる。そう思うと救われる。物語の中まで毎日と地続きなんて堪らない)
そんな中、再読した遊知やよみさんの「福屋堂本舗」のコミックス8巻。
(珍しくも現代日本。しかも結婚話)
耐えて、笑い続けてきた雛が「笑って」と言われ、「もう十分やろ かんべんして」と涙を流すシーンに思わず泣いた。
以前読んだ時は切なくなっても涙は出なかったのに。
物語は逃げ場、救い、楽しみ。
それを実感した一冊。
そして糸が切れたように眠る。それが理想。
誰の言葉か忘れてしまったけれど、「人生には物語が必要」とはよく言ったもの。
気が付けばいつも物語を求めている。
文学、音楽、芸術、映画、舞台、人生。
ふと、私は物語を「堪能」しているんじゃなくて、「消費」しているんじゃないか、と怖くなる。
好みのつもりで選択してるはずの海外文学を読みだして数年。
その間に現代日本(つまり、自分のいるこの時代、この場所、この人生)を舞台にした小説は片手あれば十分。
特に恋愛物は読めない。
等身大の恋だの愛だの、生生しくて最後までたどり着ける気がしない。
(物語は逃げ場にもなる。そう思うと救われる。物語の中まで毎日と地続きなんて堪らない)
そんな中、再読した遊知やよみさんの「福屋堂本舗」のコミックス8巻。
(珍しくも現代日本。しかも結婚話)
耐えて、笑い続けてきた雛が「笑って」と言われ、「もう十分やろ かんべんして」と涙を流すシーンに思わず泣いた。
以前読んだ時は切なくなっても涙は出なかったのに。
物語は逃げ場、救い、楽しみ。
それを実感した一冊。
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