雨降り夜。
本日のステキプレイス!
東京までちょっとブラリ。
閉鎖的な私の日常には珍しく、連休に遠出と洒落こんでみました。
とまたんと二人、のべつ幕なし、都会の風景の中を歩き回りました。日帰り。
目的はオルセー美術館展です。60分待ち!(笑)
東京着いて真っ先に行ったオルセー美術館展。
入場制限のおかげで待ち時間60分間の間に、期待はむくむくと膨れ上がり、
またその期待に余裕綽々と応えた素敵な絵画の数々でした。
いきなりドガの「階段を上がる踊り子」がお出迎え。ワオ!
きょどきょどと戸惑っていると飛び込んでくるジョン・シンガー・サージェントの「ラ・カルメンシータ」。
この「ラ・カルメンシータ」、今展示でみた一番の美人だと思う。
(毎回、ベストオブ美人と美男を探してしまう。無粋な・笑)
モネやドガ、シスレーなどの印象派から、時代は新印象派へ。
どんどん変わる絵の雰囲気を楽しみつつ、鑑賞。
ゴッホ(青と黄色が素敵)まで来て人に揉まれて「星降る夜」みて、お待ち兼ねのルドンへ!
「ポスト印象派!」という前知識しか携えずやってきた今日、
展示一覧むふと見て、ルドンがあるじゃないか!と狂喜乱舞。
中野京子さんの『怖い絵』で一番怖いと思ったのが、ルドンの「キュクロプス」だったのです。
ページを開いて見た瞬間ぎょっ、とも、ぞっ、ともした魅力的な絵です。
明るい色彩が余計に!
それからなんとなく、ルドンは気になる画家です。
今日見たのは「目を閉じて」と「キャリバンの眠り」。
思いのほかちっちゃい絵で、びっくり。まじまじ、しげしげと眺めて帰ってきました。
妖精は綺麗なのも好きですが、気味悪いぐらいなのがもっと好きです。
頭に羽根生えてるのみて、中世の天使みたいだなぁと思った。
(あと、『天使禁猟区』のサンダルフォン思い出した・笑)
満足お腹いっぱいになって、銀座へ移動。
目的は聖地巡礼(諏訪部)と月光壮へ。
無事イエルサレム(ラジ関)への巡礼を果たしました。
私は月光壮のこと知らんかったのですが、とまたんの跡に続いて入ってみるとなんて素敵空間!
あわわわわ、と眺めている内に、気付いたらユーモアカード14枚お買い上げ・・・。
素敵な絵柄と気の利いた言葉に心底やられた。
これはあの子に、あれは憧れのあの方へ・・・と考え出したら止まらない。
お手紙書きたくなるよ!
こんな言葉で恋文貰ってしまったら、恋に落ちないわけが無い。
なんて最強のカード・・・。
そんな最強カードを鞄に秘めて、今度はマリアージュ・フレール銀座店へ。
京都にもあるとかそんなん言わんで!
路面店は初めてだったんですもの!
生まれ変わったらこんな家に棲みたいわという、お洒落な佇まい。
自分の顔面よりもデカいベルガモットとミントのアイスティーをお召し上がらせていただきました。
ときめく・・・。
で、最後に東京遠征最後の目的、丸善の『松丸本舗』へ!ギャー!!
たまたまとまたんと一緒に情熱大陸を見てミーハーながら、切ない恋をしましたとも。
いやもう、こんなにテンションの上がった本屋は今までにあったろうか!いや、ない!
ドーパミン出過ぎて自家中毒になりそう!
私の感想なんておこがましいくらいです・・・。
どこを覗いても、「こーくるか!」という本の並びに心地よい快感が・・・。
本棚を眺めているだけで、最高級に面白い本を読書した気分です。
(野ばらちゃんの横に長野まゆみさんの塊が・・・!なんたる・・・なんたる・・・!)
平積みの奥に隠れている本を覗き見しているときなんて、えも言われぬ背徳感が・・・!どきどき。
まさに覗き見です。
お誕生日プレゼント前倒しで『聖女・悪女伝説』シリーズ2冊買ってもらいました。エヘ。
ここにあまり長居をすると、夏のボーナスを全てつぎ込んでしまいそうです。危険。
ああもう、京都の丸善がなくなってしまった時のショックがまた再熱だよ!
後ろ髪引っこ抜かれそうになりながらも、滋賀に帰ってまいりました。
ここまで東京に焦がれた訪問はありませんでした。
11月に屹度また行きませうねと誓いを立て、東京ばなな片手に下げて新快速を乗り継ぎ、
ひとっこひとりいない駅のロータリー滋賀23時に降り立ったのでした。
充実した一日でした。
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