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rudon.jpg

華麗に滑り込み。
京都えき美術館にて開催されてた「ルドンとその周辺-夢見る世紀末展-」に行ってまいりました。

ルドンの絵をこんなにたくさん一度に眺めたのは初めてで、まるで夢見心地。

序盤は黒の時代。
ルドンと言えば目玉(だと勝手に思っていますけれども)、今回も目玉はじめ蜘蛛やらなんやらいっぱい。
一見不気味に見えるけれど、眺めているとどこか親しみの湧く…。

黒って見ててざわざわ不安になる黒と、ふと落ち着く黒があると思う。
ルドンの黒は落ち着く黒だなぁと思いながらうっとり。

夜、目を閉じているときの黒、というか、眠りの黒というか…包まれる感じ。
石版画集の『夢のなかで』って名前、まさに!と膝を打つタイトル。
そう、まさに夢の中の黒。うわー好きだー!

「夢想」の連作と「瞳をとじて」がとても好き。


黒の後は一転、溢れる色彩に視界が広がる油彩や水彩画。

今回の一番のお気に入りは「オフィーリア」!
こんな静かなオフィーリアって初めて。
オフィーリアって鮮烈な死に方なせいか、激しさとか悲しさとか滲み出るイメージだったけど、
ルドンのオフィーリアはまるで水に溶けていくような静けさ。

ルドンの色溢れる油彩は、鮮やかであればあるほど怖い印象だったので、こんな色もあるのかーと目から鱗の1枚。


ルドンの他にもまさかのモロー!ムンク!ぎょえー!
(ムンクは「叫び」しか知らなかった子供の頃があったなんて信じられない)

ムンクの「マドンナ」は特に好きな一枚なので、また見れて嬉しい。
その横に「ドラキュラ」もあるあたりがとても嬉しい。

初めて見たマックス・クリンガーの版画集「手袋」がすごくおもしろい!
誘拐されたり、崇められたり、女性用の優雅な手袋。
女性の手袋ってとこがなんともフェティッシュ!

で、結局、まんまと図録(素敵な装丁)を買って帰ってきました。
眺めながらひとり、世紀末気分に浸ろうと思う。
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