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雨降り夜。
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今年も過ぎ去ろうかとしているこの頃。
思い返せば、この1年も懲りずに色んな本を読んだことよなぁ。

読書の波とか流れも大きく、ゆるやかに変化した1年でした。

昨年末から本格的に手を出し始めた海外翻訳小説にどぼりとハマったこと。
そして、古典(と言い切れないけど)も読み始めたこと。

私にとっては読書の喜び再発見!みたいなエポックメイキング。


海外ミステリで続き気になる!と夜なべしたのは特捜部Qシリーズ。特に1作目。
カールのちょっとアウトローな所かつ、でも真面目なところが大変好き。
北欧のお国柄に触れられるのも楽しい。

ひきずりまくった小説は『エアーズ家の没落』、『忘れられた花園』、『嵐が丘』、『レベッカ』とか。
つまりお館モノ。
一族の歴史と秘密を閉じ込めた館の最後を看取る作品は特別に惹かれるところ。
お館モノMVPの『13番目の物語』はジェーン・エアを読んだのでぜひとも再読したい。

忘れられた~はこのミスでもよくランクインしてるけど、ミステリってよりは女性の生き様とか、大河ロマンみたいな印象(『音もなく少女は』もある意味同じカテゴリに)

大河ロマンで言えば、『古書の来歴』の大河パートは切なくて苦しくてたまらない。
大河パートだけ切り取って読みたい。

相変わらずルネッサンスに頭の先まで浸かってた1年の中、一番ときめいたのは『地上のヴィーナス』。
一生に数度しか言葉を交わさないのも成立する愛ってすごいわ。
人々の思いとフィレンツェの歴史の行く末がうまく混ざってる感じがなんとも言えない!


などなど無節操に色々読んだけれど、今年の読書MVPはマキアヴェッリの『君主論』。
読んでいてとても楽しい、妄想する、ためになる、だけでなく!
この1冊で読書の方向性が変わったから。

この本をおもしろく読めたおかげで、今まで手が出なかった古典に近づけた気が。
(小説部門MVPはなんだかんだホーソンの『緋文字』かもしれない)

来年の楽しみは、高嶺の花だった古典を読む。
カンタベリー物語と危険な関係とデカメロン読みたい。わかりやすい(笑)

そして野望は塩野七生さんの『ローマ人の物語』を揃えること。ふはは。
(十字軍物語は…文庫、出たら…!)


本ばっかり読んで過ぎる1年、幸せかな。
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